一般的に外反母趾と言いますと、つま先にかけて細くなっていたり、踵が高かったりする靴を履いている女性に多いと思われがちです。
実際に私もそう思い込んでいたため、自分が外反母趾であることに気がつきませんでした。
ある時、足の指付近に痛みを感じました。
以前からたまに痛みを感じていましたが、強い痛みを感じた何日か前に学生の頃の仲間と集まってバスケをした際に、新しいシューズを着用しました。
そのため、私が感じた痛みはシューズによるものだと思い込み、処置を施すことなく過ごしました。
しかし、しばらく経ってからも痛みは続き、普段仕事の際に履いている革靴を履いていても痛みを感じるようになりました。
履き込んでいるため革も柔らかくなっており、靴擦れを起こしたこともなかったのでおかしいと思い、以前からの痛みもあるので、医師の診断を受けることにしました。
私は日頃からスポーツをしているため、走ったり飛んだりした際に怪我をしたものだと思い込んでおり、自分が外反母趾であることに気がついていませんでした。
中程度の外反母趾と診断されましたが、そこまで大幅な変型ではなく、日頃から自分の足をまじまじと見ることもないので、変型に気が付けませんでした。
しばらくスポーツは控えることになり、私は泣く泣く治療をすることにしました。
その治療のおかげでだいぶ外反母趾によって出る痛みがかなり良くなりましたが、まだたまに痛いときがあります。けれど、こんなに気づかずにずっと過ごしてきた私も改めて鈍感な女だなと実感していまいました。
外反母趾になってみて改めて靴の大事さを知りました。